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「海のふた」物語

お読みになられた方もいらっしゃると思います。
よしもとばななさんの小説「海のふた」(2004年6月30日初版発行)

ひと夏、ある事情で共に過す事になったまりちゃんとはじめちゃんの物語。
かき氷屋と海を通して深まる友情。
繊細な魂の力を感じられる大切な一冊。

本文から一部抜粋させていただきます。
「・・・・・・今年も泳がせてくれて、ありがとう、今年もこの海があってくれて、ありがとう。
そして来年もこの場所で泳ぐことができますように。
さいごのひと泳ぎをするときはいつでもなごりおしくて、
いつまでも海の中にいたいけれどもう陽も暮れそうだし、仕方なく上がる。
なんだかぬるい水まで、体にまとわりついてくるようだ。
体と魂の一部が、海に溶けていってしまったようだ。
足首くらいまで上がったとき、
やっとあきらめがついてちょっと切ない気持ちがのこる。」

毎年夏の終わり、海から上がるときには私も同じ気持ちを抱いたものでした。
たまらないこの感覚、でもうまく表現する言葉を見つけられず、
そのうちに忘れていた記憶。
海に漂う気持ちよさを知っている私には十分すぎる描写。
この感覚、この思いを蘇らせてくれたこの本に出会えたことが嬉しかったので、
「意図して、誇り高く、地味な努力をして、あれこれ頭を使って工夫して出来上がったこの場所」を
「海のふた」とさせて頂こうと思いました。

もともと、原マスミさんが創った「海のふた」という歌があって、
そのタイトルと歌詞をお借りしたと書かれていました。
この本の冒頭に歌詞が載っています。切ないけれど温かい、素敵な歌詞です。
いつか、是非、歌を聴いてみたい♪

そんなこんなで私のお店は「海のふた」になりました。

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